"夏を越えたデニムたち"


9月も中旬に差し掛かりました。暦ではもう秋ではありますが、暑い日が続いていますね。
今回は、今夏に穿き込んだ定番デニム2型の経年変化を紹介させて頂きます。
夏はデニムを穿いたら,その日のうちに洗濯。
太陽の日差しをたっぷりと浴びたデニムは糸の中までしっかりと乾きます。
カラット乾いたデニムは、足通しが気持ちよく夏ならでの楽しみの一つです。
さらに何よりも乾燥後の色落ちの具合を見るのがまた楽しいですね。
BROOKLYN のデニムはOWのみの展開になります。 濃紺から穿き続ける事で自分だけの色のデニムに育ちます。
薄青色のデニムにするまでには、相当数の着用と洗濯が必要になります。
面倒な作業を経たデニムは、やがて味わい深い表情と成長し愛着が湧く自分だけの1本に育ちます。
手間と時間がかかりますが、まさにデニムの醍醐味のひとつかもしれません。
今回は定番モデルの3108-5107-67(ルーズフィット)
2108-5103(クレイジーパターン)の2型の成長過程をレポートします。

先に3108-5107-67になります。
こちらは購入から3年経過。年間着用日数は70日前後で、合計で200日以上穿いている事になろうかと思います。



 

2108-5103(クレイジーパターン)になります。
こちらは異なる2種類の国産デニムを使用して製作しています。穿き込むほどにブルーのグラデーションが 変化が楽しめます。 購入して2年経過。年間着用年数は70日前後、合計で 150日前後穿いている事になろうかと思います。


やや太目なシルエットなので、髭のようなものはないですが、いい感じであたりと色落ちが出ていて味わい深い表情です。 デニムの経年変化は、生地が持つ特性が大きな要因の一つです。 深堀していくと綿糸の産地、紡績まで遡る事になるとは思いますが。 このデニム生地は、製作するにあたり備後地区の各工程一筋の職人さん達が集まり、総力を結集して仕上げた拘りの国産デニムになります。 穿き込むほどに、ヴィンテージ感のある表情に仕上がります。

デニムは着用回数と共に表情が変化していくアイテム、長い時間をかけて濃紺から薄青になるまで様々な表情を楽しませてくれます。